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11/29(火)「薬物やって幸せになったやつなんていない」~薬物乱用防止教室 講師 堀田豊稔氏(合同会社スマイルリング代表)~

本日、4時間目にNPOスマイルリング代表堀田豊稔(ほりたとよとし)氏を講師として招き、薬物乱用防止教室を行いました。

堀田氏から語られる一言一言が説得力に満ち、50分があっという間に感じました。それは語られる話すべてが実体験からのことだったからでしょう。

堀田氏は暴走族のリーダーをやったり、服役したりした経験もあるそうです。そんな堀田氏が30代で「刺青ボクサー 川崎竜希」氏と出逢い、「生き直し」を決意。その後、少年院出院後の青年のサポート団体「スマイルリング」を設立。

多くの少年達の更生に貢献している堀田氏ですが、「人のためにやってるんじゃない。昔の自分になりたくないからやっているだけ。完全に自分のため。でも、それが人のために役立っているのならすげーうれしい」と語っていました。

堀田氏の言葉で印象深く残ったものを紹介します。

「薬物は人を孤独にする。一時の快楽のために人生を破滅させるもの。薬物やって幸せになったやつなんて見たことない。」

「薬物から抜けるのは根性じゃない。環境だ。その環境をつくるしかない。そしてそれはとてつもなく苦しいし、抜け出せたとしても苦しみ続ける」

「人は生まれたときから死ぬことが決まっている。いつ死ぬなんてだれもわからない。だからこそ、この一瞬を精一杯いきる。そんな『一瞬懸命』の積み重ねが『一生懸命』になる。」

「『我が道を行く』っていうのはカッコいいようにきこえるけど、どっかで行き止まる。人は絶対にだれかに助けてもらったり、支えてもらっらりして生きていく」

「『本当の強さ』とは人に謝れる、人を大切にすること。いきがって、人を傷つけるのはダサい。それに気づいた」

若いときにあやまった道を進み続け、それに気づかせてくれた人がいたからこそ、今の自分がいる。自分が歩んだ間違った道を歩んでほしくない。歩んだとしても立ち止まって、一緒に抜け出そうというメッセージを送り続ける堀田氏。そんな堀田氏の言葉を直接聞いて、上中生の多くが勇気づけられたことだと思います。

※ スマイルリングの活動はホームページでも紹介されています。